70. 続 神去村  2015年7月24日

 昨年の海の日(7月21日)に私の生まれ故郷である神去村(かむさりむら)に里帰りし、映画Wood Jobのロケ地を訪問した。
今年もまた7月21日に、里帰りし、三重県津市在住の従兄弟夫妻に昨年見られなかったロケ地を案内してもらった。
今回の訪問地は図1に示す3箇所であった。(①スカイランドおおぼら ②日神(ひかわ)の小滝 ③三重大学演習林入口)



 写真1は「スカイランドおおぼら」である。台風11号の直後だったのでキャンプ客は誰もいなかった。
この日は35℃ぐらいの暑さ、しかし木の下で直射日光を避けるとそよ風が涼しかった。
 写真2は道路に突然現れた[鹿」である。
私が子供の頃は、日中に鹿が道にでてくることはなかったと思う。狐はしょっちゅう見掛けたし、猪による農作物の被害は多かった。
しかし、鹿は見なかった。今は鹿による農作物の被害が甚大らしい。
何が変わったのだろうか?



 写真3と写真4は日神の小滝である。染谷将太と長澤まさみがおにぎりを食べるシーンをここで撮影したそうであるが、
どうやってこんな所まで撮影隊がやってきたのだろうと感心した。車も入らず歩いてくるしかない。
地面は濡れていて滑るし、暑いし、小滝に着いたときにはくたくたになった。
 しかし。小滝についたとたん疲れは吹き飛んだ。
空気がここだけ違うのである。この清涼感はどこからくるのだろう。
私がこれと同じ感覚を受けたのは、過去に一度だけだ。それは宮崎県高千穂町の「天安河原(あまのやすがわら)」である。
ここは太陽神アマテラスが天岩戸にこもってしまったため世界が暗黒になり、それを解決しようと神々が集まって会議を持った場所とされている。
天安河原は押しも押されもせぬパワースポットであるが、私は日神小滝もそれに劣らないほどのパワーを感じた。
だいたいその「日神」という名前からも「太陽神」を連想させるではないか。(ほんとうの語源は私は知らない。)


 

 小滝に来るには写真5のような森林を取ってくるのであるが、その小径では写真6のような野花やキノコなどが目を楽しませてくれた。


 写真7は三重大学演習林の入口である。映画ではこの中で「林業研修センター」の授業風景が撮影された。
これより先には許可なくして入れないし、休日なので許可をとることもできないので、ここで折り返して帰ってきた。

 写真8は演習林を流れる渓流である。その水の清らかなこと。
台風直後だというのにまったく濁りはなかった。
地元の親戚の人の話では、台風の激しい水で川底の石についていた藻などがきれいに流されてしまい、いっそう清らかに見えるのだとのこと。
 

 今年の夏もまた神去村でパワーをいただいた。
案内してもらった、従兄弟夫妻に感謝したい。

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