101. ハタオリドリの巣 2016年3月23日

   今月のはじめにタイに出張に行き、しばらく昔勤務していた会社の寮に宿泊した。
 寮の外にあるタマリンドの木に不思議な巣がぶら下がっていた(写真1)。インターネットで調べてみると「ハタオリドリ」という鳥の巣であった。
 このタマリンドの木は昔から良く知っているが、この木にハタオリドリの巣を見るのは初めてのことであった。

 ハタオリドリは植物の葉を細く裂いて、それを織り込んで巣を作るところから、その名がついた。


 写真2はハタオリドリの巣のRGB、写真3はタマリンドの実のRGBである。

 
 

  図1は巣とタマリンドのR vs. G プロットを比較して示し、図2は同じく R vs. B プロットを示したものである。
これによれば、タマリンドの実の色は糖蜜色に近く、巣の色は糖蜜色よりRに対するG,Bの値が高く緑を帯びていると言える。

 
 


 写真4は巣にとまっているハタオリドリ、写真5はハタオリドリが写っている部分を拡大したものである。
 この鳥の巣は長年にわたるタイ駐在中、ゴルフ場などで何度か見たことがあるが、今回じっくりと撮影できたことは幸いであった。


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