115. サトウキビ畑の猫の子供達 2016年6月29日

 14節の「サトウキビ畑の猫」が3匹の子猫を産んだ。(写真1)
私がまだタイではたらしていて、その会社の日本人寮にいたときのことだ。
 3匹の子猫の毛色や模様は母猫とはまったく違っている。



 3匹の子猫のうち子猫Cと子猫Dはいつも母猫Aといっしょにいるのだが、子猫Bは母猫の近くでは見掛けなかった。(写真2)
写真3,写真4に示すように、子猫Cと子猫Dについては日本人寮のまわりで撮った写真があるのだが、子猫Bについては皆無であった。





 それから1年ほどがたった頃、突然猫Bが現れ3匹の子猫の母になっていたのには驚いた。(写真5)



 猫Bが子猫を産む前には猫C(写真6)も猫D(写真7)も寮の庭で栽培しているサトウキビのまわりを活動範囲としていた。
しかし、猫Bが家族を作ってからは、この2匹は見掛けなくなってしまった。


 
 かわりに、猫Bはいつも寮のまわりにいて、私の部屋のベランダにいるのが日常となった。(写真8)
 


 図1は猫の顔の系統図を示したものである。
また図2は猫の顔の各部位のT値を比較したものである。
A猫から生まれたB、C、Dはまったく違った顔の模様をしている。特に猫Bは顔の半分以上が黒い毛で占められていて、私には珍しく見えた。。
ところが猫Bから生まれたE,F,Gは3匹ともよく似ており、また猫Bとは似ても似つかない優しい顔をしていた。



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