118. 清水の舞台 2016年7月28日

  思い切って大きな決断するときの例えとして「清水の舞台から飛び降りる」という言葉がある。

 
 京都の清水寺の舞台は飛び降りたら死んでしまうほど高い。(写真1)

 舞台ではたくさんの観光客が記念撮影をしていた。(写真2)
 
  舞台を下から見ると、太い木の柱が組み合わせられて、この高い舞台をささえていることがわかる。
 柱につかわれている樹木は樹齢約400年のケヤキだという。(写真3)
 

 柱の色は糖蜜系統色ではあるものの、RとGとBの差が小さく無彩色の灰色に近い。(写真4)
長く風雨や光に曝されると木材の色は無彩色になっていくのだと思う。
68節「ノンシーの切株の色変化」でも最終的に切株切断面は無彩色に近づいていった。


 それにしても樹木の強度の強さとそれを十分に発揮させる建築技術は驚嘆に値する。

 コレクションリストに戻る