120. 平等院鳳凰堂 2016年8月3日

 先月、宇治市にある平等院鳳凰堂を訪れた。(写真1)

 鳳凰堂の由来は建物が鳳凰が飛びたつときの姿に似ているからとか屋根に鳳凰像(写真2)が乗っているからだとか言われている。
鳳凰は中国の伝説上の鳥で「大辞林 第3版(三省堂)」には以下のように記載されている。

 「古くから中国の伝説にみえる想像上の瑞鳥。麟りん・亀・竜とともに四霊(四瑞)と呼ばれた。
体は,前半身が麟,後半身は鹿,頸くびは蛇,尾は魚,背は亀,頷あごは燕つばめ,くちばしは鶏に似る。
羽にはクジャクのような五色の紋があり,声は五音にかない気高く,梧桐ごどうにすみ,竹の実を食べ,醴泉れいせんの水を飲むとされた。
聖天子の治政の兆として現れるとされる。雄を「鳳」,雌を「凰」と称したともいわれる。」

平等院のパンフレットによると、鳳凰堂のことを”Phoenix Hall”と英訳されている。


 金色に輝く鳳凰や建物の形はもちろん素晴らしいが、私が気に入ったのは糖蜜色に塗られた建物の色であった。(写真3)


 鳳凰堂を堪能した後に、近くの茶店で宇治茶とあんみつを堪能した。

 

 コレクションリストに戻る