133. ワット・アルン (2016年12月26日)

  ワット・アルンはいつ見ても優美だ。ワットはタイ語で寺、アルンは暁である。
  三島由紀夫の小説「暁の寺」(写真1)はこのワット・アルンのことである。
 
 132節のワット・プラケオがバンコク王朝の王宮寺院であるのに対し、ワット・アルンはその前のトンブリ王朝の王宮寺院であった。

 写真2は昼間のチャオプヤ川のボートから撮影したもの、写真3はナイトクルーズから撮影したものである。
 
 特に美しいのは高さ75mの大仏塔である。(写真4) 現在(2016年12月)この大仏塔は改修工事中であった。(写真5)
 

 ワット・プラケオの装飾が色ガラスを主体にしているため眩しく輝いているのに対し、ワット・アルンは陶器を主体としているため落ち着きがある。
 写真6の如く糖蜜色がメインである。

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