151. 伊勢ヶ浜のさざれ石 2017年4月4日

 宮崎県日向市に伊勢ヶ浜という美しい海岸がある。(写真1)

 伊勢ヶ浜には日向のお伊勢さまと言われている大御神社があり、ここは「さざれ石」群があることで有名だ。(写真2,写真3,写真4))

 
 
 Wikipediaには「さざれ石」について以下のように記載されている。
 

 さざれ石でできた色々な岩の写真を写真5に示した。


このような岩のなかで特に糖蜜色の岩肌のものがあった。(写真6)
もちろん、水酸化鉄の色であると思う。

 

 大御神社の境内を海に向かって歩いて行くと、鵜戸神社があり、ここには写真7のような洞窟がある。
洞窟の中から、海を観たときのその神秘的なこと。

 
 三重大学名誉教授(水産学)によると伊勢神宮のある三重県の伊勢はこの伊勢ヶ浜に由来しているとのことである。
図1は昨日回ってきた回覧板に挟まれていたパンフレットを抜粋したものである。
確かに日向と伊勢には類似した地名が多い。


 高千穂に降臨したニニギノミコトは現在延岡市の愛宕山でコノハナノサクヤヒメと出会い結ばれるのであるが、ハノハナヤサクヤヒメというのは延岡の大富豪の娘だったらしい。
孫である神武天皇は延岡、日向で成長し、日向の美々津から東征に出港、三重県に上陸し奈良にヤマト朝廷をつくったとされている。
伊勢神宮は天皇家の故郷である、日向に似たところを選んで建てられたというのである。
この説は延岡市や日向市の人々をおおいに喜ばせている。
三重県で生まれ、宮崎県を終の棲家と決めた私にとってもまことに嬉しいことである。

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