197. 鈴屋(すずのや) 2018年2月1日
鈴屋(すずのや)と聞いて本居宣長(もとおりのりなが)を最初に連想するのは私のような三重県出身の人であろう。
本居宣長は「古事記伝」を著した江戸時代の偉人であり、鈴屋は宣長の自宅で研究の拠点であった。
小学生のころ先生から本居宣長は書斎で眠くなると鈴をならして覚醒し勉強を続けた。」と言う話を何度も聞いたことを憶えている。
だから、その自宅を鈴屋というのだと。
昨年の3月末に宣長の出身地である松阪市に行ってみると、松阪駅前に「宣長まつり」の看板がでていた。
看板の後には大きな鈴のモニュメントが見える。
松阪市は「松阪肉」で有名であるが、本居宣長も地元の人たちの誇りでもある。
鈴屋については写真2の説明板をごらんいただきたい。
写真3は鈴屋の外部の写真とそのRGBである。
左の写真も右の写真も物の材質は同じはずだが、あたる光の関係で左はRに対しB,Gの比率はほぼ同じ、右はRに対するBの比率がGの比率より小さい。
どちらも糖蜜類似色であるが、写真右の方がより糖蜜色に近い。
写真4は鈴屋内部の写真とRGBである。いずれも糖蜜色類似色である。
写真5は二階の書斎に上がるための階段で、これまた見事な糖蜜色である。
二階に上がることは禁じられていたので、写真6には説明板にあった白黒写真を掲載した。
小さな机が置かれているでけの書斎、今の時代のように椅子もない。
私なら、すぐに足がしびれてしまって耐えられないだろう。
写真7は鈴屋の隣にある本居宣長記念館にあった宣長が17歳のときに描いたと言う日本地図である。
私の出身地「多気(たげ)」も描かれていて嬉しくなった。
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