213.海馬守(かいばまもり) 2018年5月19日

 宮崎県の五ヶ瀬町と高千穂町にまたがる二上山は、ニニギノミコトが天下った天孫降臨の山と伝えられている。
この山を里から祀ることができるように建てられた里宮が三ヶ所(さんがしょ)神社である。(写真1)



 今、三ヶ所神社を有名にしているのは海馬の彫刻である。
 Wikipediaで海馬を調べると次のような説明が記載されている。
 海馬 - 実在又は架空の動物の異称。


 この彫刻がどの動物に相当するかはわからない。
 一方で脳のなかにある海馬は記憶をコントロールする重要な臓器であり、アルツハイマー病では最初に海馬の萎縮が見られる。
 そこで、海馬が祈願の対象になっているのである。
 この海馬という名前の由来は「タツノオトシゴ」と形が似ているからだそうだ。(写真4)
 

 海馬の彫刻は糖蜜色だ。(図1)

 

 私は写真3のような海馬守をお受けした。
 案内書には以下のような説明が書かれていた。
 「本日は海馬守をお受けいただき有り難うございました。
 本殿正面中央に「夫婦岩」その左右に「海馬ご守護」の彫刻があります。
 この彫刻は類例が少なく貴重な物で真美を蹴りたてて勇躍する海馬の姿は見応えがあります。
 脳の海馬は記憶に関わる大切な所です。
 心理的なストレスは海馬を傷付けてもの忘れや、さまざまな障害を引き起こすと言われています。
 この度皆様のご要望におこたえし海馬ご守護の彫刻に因んで「海馬守」を調製いたしました。
 脳の保護に学業成就に飛躍的なお守りとしてご案内致します。
 あなたの脳をお守りください。」

 


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