219.青島の砂色 2018年6月13日

 6月6日に久しぶりに青島を訪れた。
 そのとき驚いたのは砂の色が濃い糖蜜色になっていたことである。
 今まで何度か青島に行っており127節.鬼の洗濯板でも紹介したがいつも極めて薄い糖蜜色であった。

 写真1に異なった時期の青島の砂の写真を比較した。
 A,B,Cに比較し今回のDが暗い糖蜜色をしているのが分かるだろう。


  そのときの空の色と砂の色のRGBを図1に比較した。
  
 さらに空のB/Rと砂のB/Rの関係を見ると図2に示すように強い正の相関があった。
 すなわち空が青くなるほど砂は白っぽくなり、空に雲が出て白っぽくなるほど砂は暗い糖蜜色になるのである。

 

 今回の砂の色が暗い糖蜜色になったのは次の二つによるだろう。
 ①梅雨の真っ最中で砂が雨に濡れており、太陽光線の反射量が小さくなっていた。
 ②空が曇っていて太陽光線の量が少なかった。

 砂を拡大してみるとほとんどは破砕された貝殻であった。(写真2)
 糖蜜色の貝殻と白い貝殻が混ざっている。



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