247. 小説タマリンドの木 2018年10月16日

 いつだったかは忘れたがタイに駐在していたときバンコクの古本屋で「タマリンドの木」という本を買った。(書籍1)


 日本人女性「樫村修子」が働く難民キャンプはタイ-カンボジア国境の「アランヤプラレート」にある。
私は1993年にアランヤプラテートから国境を越えてカンボジア側に渡ったことがある。(写真1,2)



 タイ側とカンボジア側には圧倒的な貧富の差があった。
写真3には幼い男の子が妹と思われる女の子を背負っている姿が映っている。

 

 この10年後にアランヤプラテートに行ったときは国境は様変わりしていた。
カンボジア側にはりっぱなカジノができていて、週末はタイ人のお金持ちで賑わうのだそうだ。
この写真を撮ったときから、もう25年がたった。
今はどうなっているのだろうか?

 「タマリンドの木」は恋愛小説であるが、私が興味を持ったのはむしろ、小説の中での「タマリンド」の描き方である。
小説の中でタマリンドが出てくる場面を以下に引用した。

これを読めば、タマリンドのことが良く分かる。
 私はもちろん、タマリンドの花や実を見たことがあり、食べたこともあるが、このように上手く文章で表現することはできない。






次節からは私が経験したタマリンドについて紹介していきたいと思う。

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