304. バンコク糖蜜色散歩 2019年10月1日

(1)巨大都市バンコク

 写真1はバンコクで一番高いビルであるバイヨークタワーⅡの展望台(写真2)から見たバンコク市街である。
バンコクはトウナンアジア随一の巨大都市。コンクリートの灰色が主体であるが、その中に統一色の屋根や壁の建物がぽつりぽつりと見える。


(2)チャオプラヤー川の水上バス

 水上バスは都民の重要な交通手段である。道路は渋滞するが、広いチャオプラヤー川は渋滞することはない。
川の色は灰色がかった糖蜜色である。上流から流れてきた微細な粘度粒子が浮遊しているからだ。



(3)運河

 運河もまた都民の重要な交通路である。
 運河は流れが遅いので糖蜜色の微細粘度粒子は沈降している。
 水の色は灰色を帯びた緑色である。光合成微生物の繁殖によるものだろう。
 岸の糖蜜色の建物、緑の木々、そして鮮やかなブーゲンビリアが美しい。


(4)糖蜜色の壁

 糖蜜色の壁を見ていると心が温まる。
 写真5はスクンビット ソイ39に写真6はスクンビット ソイ24で見た糖蜜色の壁だ。いずれも私が住んでいたアパートの近くである。



(5)錆びたトタン屋根

 近代的な高層ビルの間にトタン屋根の家がある。
 その錆色は美しい糖蜜色である。


(6)電線

 バンコクの電線の多さと複雑さにはいつ見ても驚いてしまう。
 いったいどうやって修理をするのだろう。
 もともと黒色だったと思われる電線の表面も熱帯の厳しい太陽の光にさらされて糖蜜色に変色しているようだ。



(7)歩ける線路

 列車が通らないときは線路を普通に人が歩いている。
 線路の脇にはお店が出ている。
 普通線路は糖蜜色に見えるのだが、バンコクでは日射しが強烈なためだろう。銀色に光っている。
 


(8)面白い名前の居酒屋

 出張中に散歩していて面白い名前の居酒屋を見つけた。
 建物は灰色だが、玄関は糖蜜色で温かさを感じる。



(9)おまわりさん人形

 バンコクの熱暑と煤塵の中で交通整理にあたる警察官はほんとうに大変だと思う。
 制服は濃い糖蜜色だ。
 煤塵防止のためのマスクは必需品である。
 


(10)インド映画のロケ

 モダンなビルの下でインド映画のロケらしきものを見つけた。
ダンサーの糖蜜色の肌の魅力的なこと。



(11)路地裏のサトウキビ

 路地裏を散歩していてサトウキビが植えられているのを見つけた。
 市内では珍しい。




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