371.枯れたムクノキの伐採 2020年8月31日

 私が住んでいる地区に「おこしんさん」と呼ばれる「猿田彦」を祀った場所がある。(写真1)



 その「おこしんさん」に樹齢百年以上と言われるムクノキの大樹がある。
 私と同じ年齢(現在68歳)の地元の人に聞くと、その木は自分たちが幼いころからすでに大木で、木登りをして遊んでいたそうだ。
 神木として植樹された分けでもなくおそらく鳥が運んできた実から芽が出て大きく育ったと言う。


 数年前にこの枝が電線に架かるようになったので上部のみを伐採したところ、上の方から少しずつ枯れ始め、昨年あたりから新芽が
出なくなった。このまま放置すると台風などで突然倒れて事故が起こったら困る。
そこで自治会で伐採することになった。
 写真3のその伐採状況を示す。
 上部は枯れていたが、根元は非常に硬くチェーンソーでの切断には大変な苦労をした。



 図1は切株切断面の状態とそのRGBを示す。
 典型的な糖蜜色であった。

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