396. ビンロウ 2021年2月11日

 文献1は私がタイで買った本である。題名を訳すれば「ビンロウジとミエン 失われつつあるタイの習慣」である。
私がこの本を買った理由は茶葉の漬物ミエンのことを知りたかったのであるが、内容は大部分ビンロウジについて書かれていた。
 ビンロウジはビンロウという椰子の種子で有り、東南アジアにはビンロウジをキンマという葉に包んで噛む習慣がある。
 あまり知識のない私が説明するよりも文献2を見たもらった方が良いだろう。





 図1はビンロウを噛む習慣のある地域の地図である。
 私はタイに長く住んでいたがビンロウを噛んでいる人を見たことがない。
 それを見たのはミャンマーのバガンに言ったときである。


 バガンの市場ではビンロウジ(写真1)とそれを包むキンマ(写真2)が多量に売られていた。
このあたりの人々にとっては生活必需品なのだと思う。
図2にビンロウジのRGBを示した。糖蜜色に分類されるモンゴロイドの皮膚色に近い。






 写真3は前節にも載せたキンマに包んだビンロウジを売る女性である。




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