408. 第3サトウキビ畑の野いちご 2021年5月6日

 第3サトウキビ畑に生えてきた雑草の中で野いちごだけは抜き取らずに放置した。
そうすると今年の春はサトウキビ畑は野いちごでいっぱいになった。
写真1は古いサトウキビの根本や新しくでてきたサトウキビの芽とともに撮影した野いちごの赤い果実である。


 写真2には野いちごの可憐な白い花が開花する様子を示した。
 文献1に示すように野いちごの種類は色々あるが、この野いちごは「クサイチゴ(草苺、学名: Rubus hirsutus)」である。


 写真3は野いちごが繁殖している部分の経過で、4つの時期に分けられる。
 第1期:2月24日~3月25日(29日間)白い花が咲く
 第2期:3月26日~4月6日(11日間)花が散り未成熟な実ができる
 第3期:4月7日~4月21日(14日間)緑色の実が熟して赤色になる
 第4期:4月22日~果実を採取後、緑の葉だけになる。
 


 第3サトウキビ畑の中で最後までサンプリングせずに残したサトウキビ株の根本の様子を写真4,5,6に示した。
 写真4は花が咲き散るまで
 写真5は小さな緑色の未成熟果実が成長していく時期
 写真6は果実が熟して赤くなる時期
 である。




 写真7は1つの未成熟果実に注目してその色変化を追ったものである。
 図1はそのRGBで経時的にRが増加しB、Gが減少していくのが分かる。

  

 写真8は野いちごの収穫経過を示す。
 それぞれ①採取直後②水洗後③凍結前④凍結後(5月5日撮影)の画像を示した。








  5月5日に凍結した野いちごを取り出し、その重量を測定した。
  その結果を図2と図3に示した。
  収穫量のピークは4月24日であった。

   
   

  

 累積収穫量は2100gであり、まとめて再度フリーザーに保管した。
 野いちごと黒砂糖を原料にしたジャムを作る予定である。

コレクションリストに戻る