416.水を添加したブドウの皮の放置 2021年6月17日

 第378節に記したようにブドウの皮は極めて腐敗しにくいと考えられ、それを確かめるためにブドウの皮に水を添加してシャーレに入れ室内に放置した。
その経過を写真1に示す。図1に水添加前後の重量経過、図2に累積水添加量と累積重量減少量の経過を示した。
保存経過とともに皮の色素が水に溶け出してくる。
また放置途中でブドウの皮に微生物のコロニーが発生するが、途中から消失してしまうことが確認された。(写真2)
最初微生物コロニーが発生するのは皮に付着していた利用可能な栄養源のためと考えられ、それが消費されるとコロニーも消失してゆく。
ブドウの皮そのものは極めて微生物に分解されにくいことがわかった。
 



      

     






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