481. コンクリートの隙間で生長するスイバ


 第429節でコンクリートの隙間に露出したスイバの根茎について述べた。
本節ではそのスイバのその後の生長を記録した。

 写真1に2021年9月11日から2022年1月4日の経過を示した。
10月から11月にかけて葉は枚数が増え大きくなっていった。12月になると葉の生長は停止した。



 写真2に2022年1月10日から3月28日までの経過を示した。
1月~2月の最も寒い時期には枯れる葉がでてきた。
しかし、刈れずに残っている緑の葉もあった。
 3月になると再び葉の生長が始まった。


 写真3に4月5日から4月11日の経過を示した。
 中心から出た茎が上に伸び花が咲いた。

 写真4に4月18日から4月29日までの経過を示した。
 花の数量が増加し、上部が重くなり風雨で茎が倒れた。(4月27日)
 強制的に起こすと、その後は立ったままとなった。

 写真5に4月30日から5月12日の経過を示した。
 緑の葉が虫に喰われてほとんどなくなってしまった。


 写真6に5月13日から5月28日までの経過を示した。
 花が散りはじめ、虫に喰われた葉もなくなった。

 写真7に5月30日から6月21日までの経過を示した。
 花が散り、緑色の茎が糖蜜色に変色して枯れていった。

 写真8に6月23日から7月18日までの経過を示した。
 枯れた茎が倒れ、7月18日に引っ張ってみた根本から折れて切断された。

 葉を食べたのは青虫であった。
 写真9に示すように下の葉を食べつくした後、茎を這っててっぺんまで登っていった。
 その後、スイバから離れ見えなくなった。
 


 図1に茎が緑色から糖蜜色に変化する過程を示した。
 実は私はこの時期を観察するのが最も楽しみであった。
  
  図2に茎のRGB変化を示した。
  6月20日ごろからG値がが急激に減少し、その後、糖蜜色となった。
  死んだら生物は糖蜜色になるということがここでも示された。

      

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