483.ミカンの枝切断面の色変化 2022年7月28日

 昨年の秋、スモモの枝を切った後、近くにあるミカンの枝も切断した。(写真1)


 写真2に示す切断面の変化を写真3に記録した。

                      

                       
 ミカンの枝切断面は非常に明るい色をしており、しばらくすると深緑色の斑点ができる。カビの集落のように見える。

 図1に切断面中心部のRGB変化を示した。
 切断後2月末まではR>G>Bの糖蜜色で、しだいに暗色化していった。
 3月から5月にかけてB>R>Gとなり紫色を帯びてきた。
 6月になると表面の紫色が剥がれ再びR>G>Bの糖蜜色に戻った。

                    
 
 図2にネムノキ、スモモ、ミカンの木切断面のRGB%変化を示した。
 いずれもR%は減少し、B%は増加,G%はほぼ一定で最終的には紫色を帯びてくるのがわかる。
 R%の減少度合いとB%の増加度合は木によって大きくことなり、ミカンは変化の度合が小さかった。
                   
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