128.抗糖化食品素材 2017年3月16日

 生体内でのタンパク質と糖とのメイラード反応を抑える成分はアンチエイジング成分として期待されている。
そのような成分が色々な植物から抽出され、食品素材として利用されるようになってきた。
いわゆる「抗糖化食品素材」である。

 抗糖化素材と抗糖化食品素材の開発の現状について詳述された書籍があり、表1にどのような素材で誰が研究開発を実施しているかをまとめた。
 


 表1の素材の中には私のホームページに記載したものがあるので、以下にリンクを貼っておいた。
私のホームページでの内容は必ずしも抗糖化作用について述べたものではなく、自分の体験を記録しただけのものもある。

 *アミノグアニジン
 *サクラ
 *オリーブ (フィレンツエで見たオリーブ)
 *プーアル茶
 *アムラ

 表2は表1の抗糖化食品素材の起源植物を示した。

 先日、タイに出張したときにバンコクのファミリーマートで「アムラ」のトローチが販売されているのを見つけた。
アムラはタイ語でマカーム・ポンと言う。
 これは咳止めトローチとして売られていたものであった。
マカーム・ポムの効能としてはMedicinal Plants in Thailand Vol1 によれば次の通りである。
①去痰②利尿③下痢止め④解熱⑤抗壊血病
まさに万能薬である。


 私はサトウキビの抗糖化成分について、趣味の研究を続けているところである。

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