148. 2017年のサトウキビの生長 2017年9月18日

 2017年のサトウキビの生長過程を写真1~5に示す。






 サトウキビが芽を出すのは4月末から5月はじめで、このころ平均気温が20℃を越える。
また旺盛にに生長するのは7月から8月で、このときの平均気温は25℃を越える。(図1)


旺盛に生長する7月から8月に必要なのは十分な降水量である。
今年は7月の降水量が平年より少なかったので、太り具合が悪いように見える。
完璧な灌漑設備があれば良いが、水道水を散布する程度では焼け石に水で、やはり7月、8月の雨は重要である。


 雨は良いが台風の暴風はサトウキビを倒伏させ、葉もちぎれてしまうことがあるのでサトウキビにとって大きなストレスとなる。(写真6)


 倒伏したサトウキビは起こしてやらねばならないので、私にとっても大きなストレスとなる。
 第41節に台風で倒れたサトウキビの様子と起こした後の状態を記載した。
 十分な雨だけあって、台風がなければサトウキビはもっとのびのびと生長すると思う。

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