229.サトウキビの芽の伸長 2019年4月25日

 昨年の12月18日に植え付けた種茎から出た最初の芽を4月3日に見つけた。
その後、その芽の生長経過を写真1から写真10に示した。
写真撮影は朝と夕方におこない、同時に全長を測定した。測定日時は写真に記載してある。












 図1に全長の経過を示す。
 サトウキビの芽は夜間より昼間に良く生長するようで、伸長経過はジグザクしながらほぼ直線的に伸長した。



 図2は昼と夜の伸長速度を比較した。
 明らかに昼>夜である。
 図3は延岡市の最高気温と最低気温の経過であるが、図2のパターンと良く似ている。
 



 昼間の温度として延岡市の最高気温を夜間の温度として最低気温を代表させ、伸長速度と気温の関係をプロットしたのが図4である。
いずれも伸長速度と気温の間には正の相関がある。


 図5には昼夜のデータを混合して気温(昼-最高気温、夜-最低気温)と伸長速度との関係をプロットしたものである。
 気温に対して伸長速度は2次関数で増加した。


サトウキビの芽の伸長は昼夜を問わず気温の影響を大きく受けると言える。

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