231.微生物コロニーの糖蜜発酵廃液脱色4 2019年4月29日

 第208節「微生物コロニーの糖蜜発酵廃液脱色3」での通気培養液を遠心分離した軽液を窓の近くの室内で放置を続行した。(写真1)



 写真2に放置収量時の状態を示す。
 1Bの濾液は明らかに色が薄くなっていた。
 写真3に濾過残渣を示す。いずれも緑色の微生物フロックが生育していた。



 濾液および糖蜜発酵廃液の原液を遠心分離し、その軽液の色調を写真4に比較した。
相対OD420nmは原液:100%>2A:75%>2B:71%>1A:53%>1B:29% と1Bが顕著に脱色されたいた。

 図1,2に遠心濾液の紫外可視吸収スペクトルを図3に原液に対する相対吸光度を示した。
 いずれも原液より脱色されていたが、特に1Bの脱色率が大きく、長波長になるほど脱色率が大きくなった。





 最も脱色率の大きかった1Bの軽液(実際は濾液である)を再度、窓際に放置し観測を続けることにした。
最終的には無色透明になることを期待している。


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