第251節 第3サトウキビ畑の経過2の続きである。
10月5日にサトウキビの部位別の重量を測定するためにサンプリングを実施した。
写真1,2,3,4,5,6にサンプリングと部位分離の経過を示す。
各部位の重量測定結果の一覧を表１に示す。
茎別の葉の重量分布を図１に示す。
枯葉は緑葉に比し乾燥しており、1枚あたりの重量は小さい。
図2は葉と葉鞘の茎1本あたりに重量変化を示す。
緑葉、葉鞘ともに9月から10月にかけて減少し、枯葉の重量は増加した。
図3は茎と根の重量変化を示す。
茎は10月度も増加、根はやや減少した。8月以後ほとんど変化がないとみるべきかもしれない。
図4は総重量変化を示した。
9月から10月にかけてやや減少に転じた。
図5は各部位の重量比率の変化を示した。
茎と枯葉が増加、緑葉、根の比率は減少を続けている。
図6は緑葉1枚あたりの平均重量の変化を示した。
9月まで急上昇し、10月度は9月度と同じであった。
図7には茎1本あたりの平均緑葉枚数を示した。
経時的に緑葉の枚数は少なくなっている。
写真7に9月～10月の第３サトウキビ畑の経過を、写真8には芽の生長を測定した株のその後の生育経過を示した。
第253節に記載したように台風で9月22日に倒伏し、その後支柱に結束した。
支柱をたててしばらくは、サトウキビはまだ乱雑であるが、その後ぴんと背筋を伸ばしたようになり整然となった。
特に手を加えたわけではないのにたいしたものである。
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