338. シード用黒砂糖の調製 2021年2月14日

 現在、私は黒砂糖作りにおいて最終煮つめの後シードとして細粒の黒砂糖を添加している。
本節では、シードとして使う細粒黒砂糖の作り方を記載する。
 原料は掻き取った鍋残やブロック状黒砂糖の乾燥後に出た不定形の黒砂糖である。
写真1は2019年度に生育したサトウキビからできた不定形黒砂糖から細粒品をつくる経過を示した。
不定形黒さとはミキサーで破砕し篩いにかけて篩い下と篩い上に分け、1回目の篩い上は再度ミキサーで破砕して2回目篩い下を得た。
それぞれの画分を乾燥し、シリカゲルを入れたプラスチック袋に封入して室温で保存した。
 今期の黒砂糖作りには篩い下1と篩い下2をシードとして用いた。
約1年の室温保存において細粒品は吸湿することはなく、特に変化も認められなかった。


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