343. 第3サトウキビ畑の経過16 2021年3月20日

 本節は第328節および第340節の続きである。
 写真1は畑全体の中のサンプリング株、写真2は採取前のサンプリング株である。
 サトウキビの周りの白い花は野いちごの花である。


 写真3は採取後のサンプリング株、写真4は根を除去した親株と蘖である。

 

 親株は全部で7本あり、その解体状況を茎A,B, 茎C,D、茎E,F,Gに分けて写真5に示した。
 緑葉はもちろん枯葉もなく、葉鞘だけが残っていた。


 写真6に分離した根、写真7に蘖の茎と親株のショウトウ部を示した。
 


 表1にサンプリング株各部位の重量結果を示した。
 通常親株の茎は3本~4本であるが、今回は7本もあったので茎1本あたりの重量は相対的に小さくなっている。


     

 図1.:緑葉、枯葉とも0であった。葉鞘も僅かであった。
 図2:茎1本あたりの重量は大きく減少した。乾燥した茎が多かったからである。
    根の重量は2020年10月だけが極端に大きく、今回は減少傾向であった。
 図3.茎1本あたりの総重量は減少した。茎の本数が多く、乾燥して水分を失った状態のものが多かったためである。
 図4.蘖の重量比率が50%を占め、次いで茎が30%、根が15%であった。 葉は完全になくなった。
 図5,6 緑葉は2020年9月から減少し12月から消失した。



 



 写真8に第3サトウキビ畑全体の経過を写真9,10に芽の生長を測定した株の経過を示した。
 サトウキビに緑色部分はまったく見られない。





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