406. 鹿沼土を添加した砂糖の燃焼 2022年10月15日

 前節で鹿沼土には有機物の燃焼を抑制する作用があるのではないかという考えを示した。
 そこで本節では一定量の白砂糖に鹿沼土(風乾物)を量を変えて混合し、プロパンガスコンロで強熱してみた。
 その経過を写真1に示した。
 その結果、鹿沼土の添加量を増加しても砂糖は火炎を上げて燃焼した。した。


 
  図1に示すように炎の持続時間は鹿沼土の添加量とともに長くなった。
  従って鹿沼土に燃焼抑制効果はなく、むしろ促進効果があると言えた。
  砂糖を水溶液にすると、鹿沼土表面に吸着し、酸素と接触しやすくなるためと考えられた。
  雑草残渣のように水溶液にならない場合は、どうなるか分からないが、後日実験してみたい。

                 

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