408.黒砂糖のカビ4 2022年10月24日

 本節は第313節の続きである。
写真1に1ヶ月ごとの変化を示した。 カビのついた黒砂糖をシャーレ入れ室内に放置してから8年が経過した。
313節では2021年9月までの経過を示したが、本節では表面のカビフィルムを破壊し放置を継続した2022年10月からの画像を追加した。
破壊されたカビフィルムの状態は2021年7月までほとんど変化はなかったが、8月にカビフィルムが縮小し、9月には新たなコロニーが表面を覆った。
2022年の1月22日に日向灘を震源とする震度5強の地震がおこり、シャーレは棚から床に落下した。
幸いシャーレは破損しなかったが、カビフィルムが剥がれて移動した。
この状態は2022年7月までほとんど変化がなかった。
8月になりカビフィルムが覆われていない部分に新たなコロニーが生長しはじめ、9月には表面全体を覆った。
 当初は黒砂糖の表面にカビのコロニーがあったが、8年が経過した現在ではもはやカビフィルムが主体で、液状化した黒砂糖がそれに付着している
状態である。



 写真2と写真3はおよそ1週間ごとに撮影した経過を示した。



 2022年10月22日に写真4に示したように顕微鏡観察のためのサンプリングを行った。
その後、完全に混合して室内放置を再開した。


 
写真5はコロニーの顕微鏡画像である。

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