16.コウモリ寺(2014年3月3日)

  タイで有名なコウモリ寺といえばラチャブリ県にある「ワット・カオチョンプラーン」である。
ここにある大きな洞窟に膨大な数のコウモリで棲んでおり、コウモリは夜行性なので昼間は洞窟で眠り夕方になると餌場に向かい朝になるとまた洞窟に戻ってくるのである。
このとき無数のコウモリが集団で飛ぶ姿は天を翔る黒龍のようだということで、人気の観光スポットになっている。
タイには洞窟に実に多くのコウモリが棲んでおり、洞窟からコウモリの糞を集めて有機肥料をつくっている人もいるほどである。
 ところで、本日紹介するのは洞窟ではなく木にぶら下がって眠るコウモリである。

 タイに初めて赴任したころは、すべての物が珍しく休日は妻や子供たちと色々なところに出かけた。
参考にしたのが、タイ国日本人会の会報であるクルンテープの20周年記念号である。
そこにのっていたのが別のコウモリ寺ワット・ポーであった。(写真1)




 行ってみると、確かにコウモリが鈴なりになっていた。コウモリと知らなければ大きなフルーツだと思っただろう。(写真2)



 昼間は逆さにぶら下がって眠っているのだが、我々人間の感覚からすればこんな格好で疲れがとれるとはとても信じられない。
人間なら疲れるばかりである。(写真3)



 コウモリの翼は黒色だが、頭の毛はまぎれもなく糖蜜色であった。(図1)



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