22.緑茶(2014年5月11日)
数年前からタイでは緑茶ブームである。それが日本食が体に良いという評判とともに急速に日本料理店が増え、ペットボトル入りの緑茶が普通に買えるようになった。日本人にとっては大変ありがたいことである。私も早速飛びついたのだが、なんとその甘いこと。紅茶と同じように砂糖がはいっていたのだ。緑茶といえば砂糖なしと信じていたのだが、タイではそうではなかった。そこで、タイで緑茶を買うときには「砂糖無添加」の表示をよく見ることが大切である。
私がまだタイで現役で働いていたころ、タイ人の研修旅行で日本を案内したことがある。その会社の日本にある兄弟会社がお茶の大産地である静岡県島田市にあったので、そこを見学したときに「お茶の郷博物館」を訪問した。
この博物館はお茶に関するあらゆる展示があり、抹茶つくり体験などもすることができ、タイ人にすこぶる好評であった。
さて、緑茶はその名のとおり緑色をしている。しかし、緑茶を煮沸抽出して、濃縮していくとしだいに緑色から茶色に変化していく。
写真4の方法で得た「緑茶抽出ペースト」をインクの変わりにして文字を書いたり絵を描いたりして、そのRGB値を糖蜜と比較したのが図1である。
RGBプロットで糖蜜はGのところが凹になっているが、緑茶抽出ペーストは凸になっている。
つまり、緑茶抽出ペーストの色は糖蜜色の仲間ではあるが、緑味を帯びていることになる。
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