醤油は味噌とともに日本料理になくてはならない調味料である。
さて、この醤油の色はまさに糖蜜色そのものである。
ここでは、市販の醤油（写真1）と糖蜜を水で希釈してその色調を比較してみた。
糖蜜はタイ王国の東北地方産のもので、私が定年まで勤務していたタイフーズインターナショナル社から提供いただいた。
希釈した糖蜜の写真を写真2に示す。希釈液の液量は40mlとした。
写真3より希釈液のRGB値を求め、表１に示した。
希釈倍数とRGBの関係を図1にRが140のときのRGB値を図２に比較した。
これより、醤油の色と糖蜜色はほぼ同じ色調を示すと言って良い。
醤油の色素は熟成および火入れ工程で生成するメラノイジンである。（図3）
糖蜜の主要色素がメラノイジンであることは「ワンダムおじさんの糖蜜色研究：3.2 糖蜜色素の分類とメイラード反応について」で記載したとおりである。
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