「タイ式ブラックコーヒー」という飲み物がある。(写真1)
その色は真っ黒だが、テッシュペーパーに染み込ませてみると明らかに糖蜜色である。(写真2)
この飲み物の名前は「オーリアン」と言う。
オーリアンはコーヒー豆ではなくタマリンドの種を焙煎したものを原料とする。
タマリンドの種とともに焙煎した大豆なども使われるという。
タイ国のペチャブン県はタマリンドの名産地である。
ペチャブン県に行ったときに早速。飲み物の屋台で「オーリアン」を注文した。(写真3）
ところがである。屋台のお姉さんに聴いてみると、もう今は「タマリンドの種」は使っていないという。
原料はネスレのインスタントコーヒーだそうだ。
ペチャブンには大きなタマリンド農園がいくつもある。（写真4)
