100. 糖蜜色類似色 2016年3月15日
ワンダムおじさんの糖蜜色研究で「2.3 糖蜜色類似色を選ぶ」という節を設けた。
糖蜜色といっても糖蜜になじみの無い方には、なかなかイメージしにくいと思ったので、良く知られている色名から糖蜜色類似色を選んだのだ。
ここで選んだ20種類の色名を持つ物について、「糖蜜コレクション」で収集した。
その掲載リストを以下に示す。
①ブロンズ
9.像の銅像 2014年1月8日
②ベンガラ
80.浅草寺の弁柄色 2015年10月15日
③土色
79.行縢山の土色 2015年10月12日
④黄土色
96.稲荷山黄土 2016年2月12日
⑤ヘンナ
73.ヘナ 2015年8月13日
⑥丁字色 ⑦香色
28.クローブ 2014年8月8日
⑧桑染め ⑨桑茶
97.桑茶うずらちりめん 2016年2月13日
⑩シナモン
66.シナモン 2015年6月20日
⑪コルク
91.コルク 2015年12月28日
⑫栗色
37.栗の実 2014年10月3日
⑬ヘーゼルブラウン
81.アーモンドとヘーゼルナッツ 2015年11月2日
⑭煙草色
19.葉巻 2014年4月9日
⑮琥珀色 ⑯アンバー
1.琥珀 2013年11月7日
⑰ビスケット
89.ビスケット 2015年12月21日
⑱タン ⑲バフ
92.タン 2016年1月14日
⑳キャメル
47.駱駝 2014年12月31日
図1はTの大きい順、すなわち明るい順に糖蜜色類似色を並べたものである。
明るいほど黄みが強くなり、暗くなるほど赤みが強くなるように見える。
図2は糖蜜色類似色のRGBを示したものであり、図3はTとRGBのプロットである。
また図4はTとRGB%のプロットである。
Tが大きくなるほどRの比率は低くなりBの比率が高くなる。逆にTが小さくなるとRの比率は高くなりBの比率が低くなる。
糖蜜を濃く塗布すると赤みを帯びた茶色になり、薄く塗布すると黄みを帯びた茶色になることと良く一致している。
また高濃度の水溶液は暗褐色でどうしても黄色を含んでいるようには見えないが、希釈していくと黄色を帯びるようになる。
これが糖蜜色の性質である。
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