103. 水掛け祭りの少年 2016年4月8日
4月になり日本では桜が美しい。 タイへ4月が一年で最も熱い時期だ。
4月中旬にはタイの正月であるソンクラーンがあり、水掛け祭りが全国各地で催される。
今から28年も前の1988年の4月、運転手のS君が私たちの家族をバンコク近郊のプラプラデーンというところの水掛け祭りに案内してくれた。
その日の楽しい出来事は、忘れることがない。
水掛け祭りの会場を歩いていると、突如水鉄砲を持った少年が現れ、私たち家族に水を発射してきた。(写真1)
息子と娘が少年を追いかける。(写真2)
水鉄砲の水がなくなると、私の妻に水を補給してくれと頼んできた。(写真3)
水だけでなく、顔や体に白い粉を顔に塗りつけるもこの祭りの伝統だ。(写真4)
白い粉はデインソーポーンと呼ばれる泥灰土だ。
もともとは魔除けとして使われていたそうだ。水はもちろんお清めの聖なる水。
しかし、今は無礼講で水を掛け合ったり、白い粉を塗り合ったりするのが子供や若者たちの大いなる遊びとなっている。
水鉄砲の少年はどこの誰かもわからないし、言葉が通じるわけでもない。
最後に少年も誘ってチャオプラヤー川(日本ではメナム川と言う)のほとりで昼食を食べた。(写真5)
子供達は元気なお日さま色のほっぺをしている。
私の黒さタイ人のS君より勝っている。 まだ当時36才でワンダムではないが、ダム(黒い)の素養はこのころから有った。
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