121. 鳳凰木 2016年8月4日

   平等院鳳凰堂に行ったときに「鳳凰木(ほうおうぼく)」のことを思い出した。
 鳳凰木はタイの最も暑い季節である4月~5月に炎のような花を咲かせる。(写真1,2,3)
 英語ではFlame Tree (炎の木)
 タイ語では ハーン・ノクユン・ファランと言う。
 ハーンは”尾”、ノクユンは”孔雀”、ファランは"西欧の”という意味である。
 花の形が尾を広げた孔雀に似ているからだ。 ファランというのはもともとこの樹木はタイ原産のものではないからだろう。
 鳳凰木はマダガスカル原産でこの種子が英国に持ち帰られ、その後、インドを経て、タイにも渡ってきたとのことだ。
 マメ科の植物で写真2のような大きな莢をつける(幅5cm,長さ40cm)。古くなると中の豆がはずれて振ると「カチャカチャ」と鳴るのでマラカスとして使用できる。

 
 
 

 写真4は花の近接写真である。 羽を広げた鳳凰に似ているのではないだろうか。



 花は咲いているときだけでなく、地上に落ちても美しい。
糖蜜色の土、緑色の雑草を背景にしてその朱色が際立っている。


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