135. ラーマキエンの壁画 2016年12月27日
ワット・プラケオの回廊にはラーマキエンの壁画がある。(図1)
ラーマキエンとは図1に示した「エメラルド寺院の歴史」では以下のように解説されている。
「古代インドの叙事詩ラーマヤナのタイ版。ラーマキエンの中にはいろいろな編纂があるが、エメラルド寺院の回廊に描かれた物語はラーマ一世によるもの。
物語は主人公ラーマ王子が妻シータ姫を悪魔トサカンに奪われて、ハヌマンの率いる猿軍の助けをかりて、シータ姫をランカー島から救出し、無事祖国に王として
迎えられる話。」
写真1はその壁画である。
写真2は壁画に描かれた登場人物(私にはその名前を特定することはできない)と各部分のRGB値である。
この壁画は「糖蜜色」を主体に使って描かれている。(表1)
写真3は壁画の修復作業の様子だが、まるで糖蜜の中で作業をしているように思える。
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