156. 徐福伝説 4 (延岡) 2017年4月17日

 私の住んでいる宮崎県延岡市も徐福が上陸した場所の一つとされている。
JR延岡駅の近くにある今山は今山大師寺と今山八幡宮のある聖なる山である。
今山の元々の名前は「蓬萊山」と言い、徐福が不老長寿の霊薬があると信じてめざした場所である。
 しかし、延岡の徐福伝説は新宮佐賀のようには有名ではない。
今山は「延岡大師祭」で有名で、毎年4月のお祭りの日には延岡市民だけでなく県内外から多くの参拝客が訪れる。
昨日(4月17日日曜日)はまさにその日で私も行ってきたので、まずは大師祭の話から始めよう。

 今山の頂上には日本一大きいとされる「弘法大師の銅像」があり、ここをめざして登っていく。(写真1)
今年は大師像建立60年の還暦を迎えると言うことで、写真2のような記念品がつくられ、これは抽選で私がいただいたものである。






 日曜日の午後には盛大なパレードがある。写真3はパレードの直前の地元テレビ局スタッフの様子である。

パレードは小中学生のブラスバンドに始まり(写真4)、その後に人力車に乗った宮崎県知事、延岡市長、旭化成延岡支社長が美女とともに続いた。(写真5,6,7)







今年はなかったが、過去にはタイの留学生が参加したこともあった。(写真8)



 さて、この今山(蓬萊さん)の麓に「徐福岩」というのがある。(写真9,写真10)
徐福が上陸したとき船をつないだ岩だという。

 
 パレードが通る市内の中心部には徐福堂(写真11)があり、その中に徐福の銅像もある。(写真12)

 今山八幡宮の境内には徐福へ祈願をする場所があり、徐福の御札もいただける。



 新宮や佐賀と異なり、延岡には徐福が求めた不老長寿をもたらす薬草にかかわる伝説はない。

 コレクションリストに戻る