187.久しぶりの金堂ヶ池 2017年11月27日

 金堂ヶ池(カナドガ池)は私の散歩コースであり野外研究の場でもあった。
 今までにこの池を題材にして以下のような記事を書いてきた。
 23節:モミジの枯葉
 60節:落羽松
 69節:金堂ヶ池の水色
 110節:枯れゆく樹木

 しかし、ここ1年ほど散歩を止めてしまっていた。
 もう金堂ヶ池で観察したいものがなくなったのが一因、実験室にこもることが別の理由である。
 案の定、体重が増加しはじめたので、これはいかんと久しぶりに散歩を再開した次第である。
 池の周囲は昨年と何も変わらない。

 

 大きく変わっていたのは、110節枯れゆく樹木に記載した朽ちた切り株である。(写真11)
 写真11から経過すること1年半、切株は写真2のように更に腐朽が進んでいた。

 
 切株のRGBを写真3で測定し、図1に垂直方向のRGB変化を示した。

 
  
 
 地面に近づくほど暗色化しているのがわかる。
 Tが小さいとき(暗色)ほどRとG,Bの差は大きくなり、Tが大きいとき(明色)ほどRGBの差がなくなっている。(図2)

 

 これから体重減少のために散歩を継続し、この切株が土に還る様子を記録したいと思う。


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