189. 宇佐神宮 2017年12月8日
大分県宇佐市にある宇佐神宮は全国4万社あまりの八幡宮の総本宮である。
床や柱は鮮やかな朱色に塗られまさに朱の社であるが(写真1,写真2)、私の目にとまったのは糖蜜色の柱(写真3)であった。
もともと糖蜜色に塗られていたのか、最初朱色だったものが糖蜜色に変色したのかはわからないが、常識的には後者であろう。
102節「鳥居の朱色」で述べたように朱色を暗くしていくと糖蜜色になる。明度が違うだけでRGBの比率は同じと言って良い。
宇佐神宮にはパワースポットとして大人気の大楠がある。(写真4)
その幹の表面の色と模様は自然の芸術作品である。
色は糖蜜色であるが、鮮やかな建物の色に対して渋い色である。R、G、Bの差が人工の建物の塗装に比較して小さいのである。
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