199.浅川の葦 2018年2月11日
私がタイに単身で赴任していた頃、妻と娘は東京都八王子市に住んでいたのでそこに一時帰国していた。
夏の終わりに家のすぐ近くをながれる浅川の辺を散歩していると、河原は緑に覆われているのが目に入った。(写真1)
近づいて見ると、サトウキビにそっくりの植物が茂っていた。後で調べてみるとこれは「葦(アシまたはヨシと読む)」であった。(写真2)
翌年の冬には葦は枯れ、淡い糖蜜色になっていた。(写真3)
さらに4月末には糖蜜色の枯れた葦から緑色の芽が出ていた。(写真4、図1,図2)
葦が芽生える時期、大きく成長する時期、葉が枯れゆく時期は私が延岡で育てているサトウキビとまったく同じである。
紀元前326年、アレクサンドロス大王の司令官ネアルコスはインドでサトウキビを見つけ、それを「甘い葦」と呼んだ。(引用1)
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