210. シリカゲルの再生 2018年5月11日
昨年小袋に黒砂糖とともにシリカゲルを入れて包装したが、それから1年がたちシリカゲルが赤紫色になっていた。
シリカゲルの一部に塩化コバルトが入っていて、水分を吸収していないときは青色だが水分を吸収すると塩化コバルトが水和物をつくり赤紫色になるためだ。
シリカゲルを新しい物と入れ替え、古いシリカゲルを写真1のように加熱再生してみた。
使用済みシリカゲルの袋には黒砂糖が付着しているので、シリカゲルを取り出すとき黒砂糖の粉が混入する。
そこで取り出したシリカゲルを水道水で洗浄してから、ガスコンロにフライパンを置き加熱乾燥した。
再生中の色変化を写真2に示す。
最初赤紫色のシリカゲルが最終的には青色になるのだが、途中で糖蜜色になることを知った。
図1にシリカゲル再生中のRGBと色見本の変化を示す。
シリカゲルは赤紫→糖蜜色→灰色→青灰色→青と色が変わってゆく。
なぜ途中で糖蜜色になるのかはわからない。
赤紫と青をどんな比率で混合しても糖蜜色になることはない。
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