思わず、頭を手でおおってしゃがみ込んだ。
この鳥の名前は知らない。
近くに卵を生み付けており、それを守るために襲いかかってくるらしい。
「私はあなたの卵には何もしませんよ。それにここはあなたの土地ではなく会社の土地ですよ」と言っても通じるはずはない。
実際には人にぶつかったことはなく、すんでのところで上昇していくのだが、万一鳥がミスをおかしてこのくちばしが目にささったことを想像すると恐ろしい。
そこで、以後は写真2のように大きな傘を持って、鳥を防御するようにした。
写真3から写真5に鳥の飛翔する姿を示した。
現場にいるときは怖くて分からないが、写真でみると何と美しい姿だろうか。
この鳥は羽が漆黒、胴体は白、足は糖蜜色であった。
コレクションリストに戻る