260.枯れたトウモロコシとカボチャの茎の37℃インキュベーション 2018年12月24日
256節と257節において枯れゆくトウモロコシの茎の表面には微生物が繁殖しているが、カボチャの茎では繁殖していないことを記載した。
本節では写真1に示すようにそれぞれの枯れた茎を切断し、水を噴霧してからラップで覆い37℃でインキュベートしてみた。
一定時間ごとにラップをとり、水を噴霧して再度ラップをしてインキュベーションする操作を20日間続けた。
その経過を写真2から写真6に示した。
トウモロコシは1日目で表面に白い菌糸が出現し、それが日ごとに広がっていった。
(水を噴霧する前にははっきりと菌糸が写真に写っているが、水噴霧後には白い菌糸が見えなくなることがある。)
そして15日目には菌糸の塊がキノコ状に生長しはじめた。
一方、カボチャは20日間変化は認められなかった。
写真7は20日目のトウモロコシ茎の拡大画像である。
写真8は同じくカボチャ茎の拡大画像である。
以上よりトウモロコシの茎には微生物が繁殖しやすくカボチャの茎には繁殖しにくいことがわかった。
20日目で37℃のインンキュベーションは一旦終了し、写真9に示すように室内に起き、1週間に一度水の噴霧をして観察することにした。
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