291.ブロッコリースプラウト 2019年7月4日
第288節で取得したブロッコリーの種を使ってブロッコリースプラウトを作ってみた。
写真1に示すようにステンレス製のザルに種を入れ、ステンレス製のボウルに入れて種が浸るぐらいの水を入れた。
光があたらないように板で覆って室内に放置した。
またボウルの水は1日に1回新鮮なものと交換した。
その経過を写真1,2,3に示した。
6月28日(放置7日後)に覆い板を取り光が入るようにした。
光解放後1日でブロッコリースプラウトは緑化した。(写真4)
写真5.に拡大した経過写真を示した。
糖蜜色の種から白い茎と根が出て、ついで黄色の葉が現れる。
光を当てると黄色の葉は緑色になった。
写真6は収穫したスプラウトを60℃で乾燥したときのものである。
乾燥中に「焼き魚の臭い」が研究室に漂ったのには驚いた。
野菜を乾燥したとは思えに動物性の臭いであった。
緑色莢から得られた種、糖蜜色莢から得られた種とも5gを使用したが得られた新鮮スプラウトの重量はそれぞれ48gと61gであった。
これを60℃で乾燥するとそれぞれ3gと4gであった。(図1)
スプラウトの大部分は水からできていることがわかる。
種に対する乾燥スプラウトの重量比を図2に示した。
糖蜜色莢の方が緑色莢よりも明らかに収率が良かった。
良い種を得るためには緑色で収穫せず、糖蜜色になってから収穫した方が良いと言える。
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