302.カボチャの放置 2019年9月21日
第251節「カボチャ」でその生育過程を紹介した。
収穫したカボチャの実を写真1のように室内に放置して外観の変化を観察した。
①収穫後約1ヶ月は暗緑色を維持している。
②その後少しずつ橙色に変化していく。
③小さい実はカビが繁殖して腐敗が進んでいった。
④収穫後8ヶ月経過すると腐敗していないのは1個のみとなった。
2019年6月3日に室内放置から屋外放置に切り替えた。(写真2)
研究室内がカビで汚染されることを恐れたからである。
屋外の放置は写真3のように鉢で覆って雨が入らないようにして軒下に置いた。
屋外に放置するとそれまで腐敗の兆候が見られなかった最も大きな実が急激に腐敗し最終的にはバラバラになってしまった。
2番目に大きい実は8月5日まで外観の変化はなかったが、8月1日から表面に白いカビが繁殖しはじめその後急激に収縮していった。
一番おおきい実の表面のRGBおよびRGB%の変化を図1に示す。
R>G>Bの差が最も大きくなるのは2月~5月であった。このころは橙~明るい糖蜜色に見える。
その後、腐敗が進むにつれ暗い糖蜜色となる。
放置終了時の拡大写真を写真4に示す。
残渣はパサパサに乾燥しており種が残存しているのが認められた。
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