315. ねじまき少女 2019年10月21日
2011年の8月にバンコクの紀ノ国屋書店で文献1「ねじまき少女」を購入して一気に読んだ。
物語の概要は文献2に裏表紙の説明と私のコメントとして示した。
舞台が長年住んだバンコクの近未来であること、主人公のねじまき少女が日本で造られたアンドロイドであることから
私にとってはたいへん面白い小説であった。
小説の中にはバンコクのスクンビット通りや、プロンチットなど知っている地名が出てくるので、なるほどあのあたりのことかと
想像しながら読むことができた。
悲しいのは日本人の主人から捨てられたねじまき少女エミコがあまりにも悲惨な経験をすることである。
非のうちどころのない美少女であるにもかかわらず「ねじまき」とさげすまれて生きていかねばならないのである。
写真1にはこの書籍のいくつかの表紙デザインを示した。
文献1も含めて日本の着物をきた姿が描かれているが、それは日本人のイメージだからであろう。
着物の姿を想像できるのは京都で研修をうけているときだけである。
小説の内容に忠実な姿は写真1の右下のものであると思う。
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