323. 柿の実の色変化 2019年11月1日

 第301節「柿渋つくり」の原料に使用したのと同じ木の柿について①なったまま②摘み取って室内放置の2つについて
果実表面の色変化を観察した。
その経過を写真1~写真6に示す。






 上記の写真より果実表面のRGBを測定し表1に示した。
またG/Rの経過を図1に示した。
「なっている果実」「室内放置果実」ともにG/Rは経過とともに低下した。
前者は日数とともにほぼ直線的に低下したが、後者は9月下旬から低下が加速された。
 
 10月12日になっていた柿は木から地面に落下した。
 そのときの比較を写真1に示す。
 室内放置果実はまだ緑がかった黄色で表皮にはシワができていた。切断した果実はまだ硬かった。
 木から落ちた果実はオレンジ色で表皮は落下したときの衝撃で破れていた。切断した果実は軟らかかった。



 落ちた果実の果肉をスプーンですくって食べてみた。(写真8)
 甘くて絶品であった。これぞ熟柿である。
 

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