第358節で記載した花から実を結んだスモモは地面に落ちた。
本節では地面に落ちた果実がどのように変化していくかを記録したものである。
写真1から写真5にその変化を示した。
図1は地面に落ちた果実の分解過程を4つに分けて示した。
また各分解過程の所要日数を示した。
第１段階は果肉の分解で11日を要した。
第2段階は果皮が分解し種子の一部が露出するまでで20日を要した。
第3段階は果皮がほぼ分解し種子が完全に露出するまでで12日を要した。
第4段階は種子に付着した一部の果皮が消失するまでで61日を要した。
第4段階が終わったのは9月29日であり、ここで裸になった種子を土を敷いた皿の上において観察を続けることにした。（写真5)
種子を地面に放置しておくと多量の雨が降ったとき流されて行方不明になる可能性があるからである。
今後、種子が分解されるまでどれほどの時間がかかるであろうか。観察を続行したい。
落ちたスモモの果実には写真6に示すように特定の昆虫が来ていた。
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