385. 水槽サトウキビの蜘蛛 2020年12月4日
前節では水槽サトウキビにとまっていたカマキリについて述べたが、今回は蜘蛛について紹介する。
サトウキビの葉の先端部に白い十文字の帯が有り、その中心に蜘蛛がいた。
インターネットで調べてみるとこの蜘蛛はおそらく「コガタコガネグモ」で白い帯は「白帯」というらしい。
白帯の役目については諸説あるが、現在一番有力なのは餌になる昆虫が白帯をめがけて飛んでくる罠という説である。
図1にこの蜘蛛の体色のRGBを示した。
明らかな糖蜜色である。
翌日、蜘蛛の巣を見たら一夜のうちに白帯が消失していた。
いったいどうなってしまったのだろう。
この日は水槽になるサトウキビを取り出して撮影する必要があったため、蜘蛛には申し訳ないがサトウキビを動かした。
蜘蛛は葉を伝わって下の方に逃げていった。(写真3)
さらに翌日サトウキビを探すと写真4のような生物を見つけた。
どう考えてもこの蜘蛛がこのような形態をしているとしか思えない。
その翌日は、もう蜘蛛はサトウキビにはいくら探しても見当たらなかった。
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