390.ジンホンの市場 2021年1月5日
2003年の正月に中国雲南省のジンホン(景洪)を訪れた。(図1) 今から18年前のことで、タイに駐在していたときである。。
このあたりはタイ民族の故郷と言われている地域である。
市場に行くとその土地の食生活が分かると言う。
1月1日のジンホンの市場は大いに賑わっていた。(写真2)
にんにく、ショウガ、トウガラシなどの香辛野菜が豊富なところはタイと同じである。(写真2)
茸類も並べられている椎茸もある。(写真3)
漬物の種類も豊富だ。(写真4)
漬物と言えば日本の代表的な発酵食品であるが、そのルーツは中国にあると言われている。(写真4)
干し柿もあった。タイにはないものである。
しかし、干し柿の下に敷いある新聞紙はタイ語である。
さすが、タイ族が多く住むところだけのことはある。(写真5)
タイではとれないりんごも豊富にあった。(写真6)
タイへ届くりんごは中国の船でメコン川を下って運ばれてくるという。
市場の外で蒸饅頭を売っているお姉さんと出会った。ほかほかの饅頭である。
写真を撮ったら親切にも蒸し器の下段を開けて見せてくれた。
パンはイースト菌の発酵によって膨らませるのは、ご存じの通りだが中国では蒸饅頭もイースト菌で膨らませている。
当時付き合いのあった中国のイースト製造会社の人の話だと、中国でつくるイーストの大部分は蒸饅頭用に使用されているとのことであった。
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