395. タナカ  2021年2月10日

 私の住んでいる延岡市は東京オリンピック・パラリンピックにおいてミャンマーのホストタウンとなっている。
今年の延岡市の広報1月号にミャンマーのタナカについて紹介されていた。(文献1)
 タナカときくと田中さんのことを思い出してしまう。日本人に多い名字だからだ。
しかし、ミャンマーのタナカは天然の化粧品のことである。
 第25節で紹介したタマリンドが主成分のクレンジングクリームにもタナカが配合されていた。


 2005年の4月にミャンマーのヤンゴンからバガンに空路で移動したときたまたま機内誌にタナカのことが紹介されていた。(文献2)
可愛い少女がタナカ樹皮を磨り潰している写真が強く印象に残り、今もこの機内誌は保存している。
バガンの位置は文献3に示す。

 


 

 バガンの市場に行くとほとんどの女性がタナカを顔に塗っていた。(写真1)


 

 市場の外でもビンロウを売る女性がタナカを塗っていた。(写真2)
 ビンロウについては次節で紹介したい。



 写真3はバガン市場でタナカの木の説明をするミャンマー人の日本語ガイドさんである。
 完璧な日本語と日本人とまったく同じ外見であった。
 日本で長く居酒屋で働いていたとのことであった。たぶん留学中のアルバイトであろう。
 
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